社長ブログ
先日、社長TVの取材を受けました。私の生い立ちから、これまでのビジネス経験、ビジョンなどのお話をしましたが、その中で差別化についてのお話もしました。つまり同業他社と比べて自社が何で差別化ができるかです。私のように独立して起業する人は山ほどいますが、企業と違って個人の場合はこの差別化を明確にして伝えるのは大変難しいと改めて感じました。(企業でも明確に説明するのは難しいですが。) ここで思い浮かぶのが...
NHKの番組「島耕作のアジア立志伝」シンポジウムの公開パネル討論を見てきました。漫画家の弘兼憲史、作家の江上剛、ヤマハ発動機の柳弘之社長、タイの巨大企業CPグループのタニン・チャラワノン会長、アラブ首長国連邦DPワールドのスルタン・ビン・スレイヤム会長により「世界と戦う日本の長期戦略とは?」について活発な討議がなされました。 中国投資の先駆者であるタニンさんは「危機とは危険だけではなく、機会すなわ...
先日、私が関西学院大学大学院のゼミでお世話になった中西正雄先生の喜寿を祝う会に参加しました。 パーティの前に中西先生の特別授業「マーケティングと私」を拝聴することができました。 その中で中西先生はマーケティング活動の定義を改めて考え直す時期ではないかとお話されました。 中西先生は以前のマーケティング活動の定義は「組織が顧客市場および中間業者市場に対して行う働き かけの総称」と説明されましたが、関係...
今年は春以降、修士論文の執筆と仕事で追われていたことを理由にブログが更新できていませんでした。 このような言い訳をしている自分自身に大いに反省しております。 修士論文の執筆が終わって無事大学院も修了し、山積みとなっていた仕事も何とか片付いてきましたので、 ブログも再開します。 まずはジェームズ・コリンズで有名なビジョナリーカンパニーにあるBHAGについて考えてみたいと思います。 BHAGとはBig...
経営共創基盤の冨山和彦さんの講義を聞く機会を頂きました。 死に瀕した企業を再生するときの経営者はどうあるべきか、 平時の経営とは何が違うのかを自ら携わってこられた実例など を交えて日本の経営者が学ぶべき教訓、マネジメントリーダー シップの本質を考えさせられました。 有名なカネボウの再生にも関わってこられたので、私としては 我が身のように感じて聞き入ってしまいました。 その中で印象に残っているのは「...
先日、大学卒業後に働いたカネボウの同期と何年かぶりに会うことが出来ました。 カネボウは産業再生機構の傘下で解体され、化粧品は花王に買収されてそのまま カネボウ化粧品として営業していますが、その他の事業は廃業か売却となりました。 化粧品以外の事業部はクラシエという社名になり、カネボウ化粧品との関係も 無くなってしまいました。 私の同期の1人は経営企画室で大改革の渦中を生き残ってきました。偶然ですが、...
本日から神戸大MBAの新学期が始まりました。 かの有名な冨山和彦先生を擁する経営共創基盤による事業再生管理の授業では 私が新卒で入社してから10年働いたカネボウの再生事例がケースとして取り上げ られました。 大学を卒業して10年間もお世話になった会社なので、今でも愛着はありますが、 産業再生機構によるデユーディリジェンスや支援内容の話を聞き、支援決定時の バランスシートを見るとかなりひどい状況であ...