- 2016-02-10 (水)
- マネジメント・ラーニング
- 編集
先日は大手企業の工場で現場の作業リーダーに対する研修を実施しました。
参加者の皆様には職場における問題を整理しておくことを事前課題としてお願いしておりました。
そして提出した中の一人が直属の上司が問題であると痛烈に批判していたのです。研修の中でこの事前課題を取りあげるのはよくないのではないかと人事の方と相談しましたが、結果として包み隠さず取り上げ、研修の中で対処することとしました。
研修では現場リーダーとしてどのようなリーダーシップが必要であるか、職場のコミュニケーションはどうあるべきか、問題をどのようにとらえてどのように解決すべきかという非常に盛りだくさんの内容となりました。
そして最後の発表では上司を痛烈に批判していた方が、もともと人の価値観は違うものであり、上司と共通の認識を持つことが必要であることを理解しました。今までの私は自分の考えを押し付けることばかり考えていたので自分の間違いに気づきましたと発表されました。
その場にいた人事のご担当者や役員からはまさか研修こんな発言が出るとは思っていなかったとびっくりされましたが、正直私もびっくりしました。でも、たった一日の研修でこのようなコメントが出るのは本当にうれしく、講師冥利につきる日となりました。
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