- 2019-05-03 (金)
- マネジメント・ラーニング
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今年は改元にともなう10連休で過去にない旅行需要が旺盛です。
私はゴールデンウィーク期間中に開催された神戸大学MBA創立30周年記念シンポジウムに参加してきました。400人近い参加者で熱気に溢れてました。
在学時はゼネラルマネジメントという登竜門の授業があり、ミスミの三枝匡さんの講義があったのですが、とても刺激を頂いた講義でした。
その三枝さんの講演がありましたので、久しぶりに拝聴する機会を頂きました。
三枝さんのお話は以下のような内容です。
経営リーダーの力量は「これって、こういうことじゃないの?」という因果関係を読み解こうとする「謎解き能力」で決まり、独自にフレームワーク(考え方、見方、構図、概念、コンセプト)を生み出し、共有することに長けている。逆にそれが無い会社は弱体化する。
日本人は「経営リテラシー」を高めることに不熱心で、狭い社内価値観に従って行動することのみに集中してきた。その一方で、日本の経営の強さを1960年代から「抽象化・論理化」させることをやっていた米国に日本の強みを「抽象化・理論化」させてしまい、その方法を使われてしまった。
業績低迷の企業の社員ほど危機感が低く、自分のせいではない、誰かがやるだろうと思っている。
以上のようなお話がありました。
会社勤めをしてきた私も含め、誰かがやるだろうという他責人間が多く、自ら動こうとしない、もしくはそういう危機感を認識させない日本企業のあり方を変えないといけないと改めて認識しました。
平成は日本が様々な分野で追いつかれ、追い越されてしまいましたが、令和では逆に強い日本を取り返さないといけません。
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