• 2015-05-11 (月)
  • マネジメント・ラーニング
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4月の新入社員研修の時期が終わりました。この時期は、私たちも新鮮な気持ちになります。4月は毎年新入社員の公開セミナーや企業内研修で缶詰状態になりますが、公開セミナーは多種多様な企業から社員を派遣されますので、色々な方が参加されます。その中で毎年見かけるのが入社2年目以降の若手社員です。受付を済ませて会場に入ってこられると明らかに雰囲気が違い、少し大人びた印象です。逆に、入社2年目にも関わらず、今年の新入社員と同じような雰囲気の方もいます。彼ら彼女らに話しを聞くと、「入社2年目ですが、改めて受講するよう指示を受けました。」と答えが返ってきます。2年目以降の方に対しては、セミナーで先輩として他の受講生を引っ張って欲しいのですが、その様子を見ていると、どうも不安になります。社会人経験があるにも関わらず、基本的な動作が出来ない、マナーを知らない、やる気が見られない等で今年入社した新入社員と比べるとどうしても見劣ってしまいます。私は2年目以降の受講生には必ず次のような問いかけをします。「この研修に派遣された意図は理解されていますか?」そうすると、しばらく考えた後に「マナーが出来ていないかもしれません」や「最近仕事が惰性になってきました」という声が聞かれます。このような問いかけは研修が始まってから私がするのではなく、少なくとも参加する前に伝えておくべきです。そうしないと、参加者の動機付けが出来ないと思います。これは新入社員研修だけではなく、他の研修にも言えることですね。